高確率で治る

男性

従来型と新型は対照的

現在の精神医療のレベルでは、うつ病に関しては、かなり高い確率で治るとされています。しかし、それには、治療途中に絶望感を取り除いたり、衝動的、突発的な行動を防いだりすることが治ってからも必要です。加えて、再発防止のための必要最低限の服薬を継続するなど個人個人の努力も欠かせません。うつ病の治療の基本は静養と規則正しい服薬です。できる限りしばらくは仕事を休み、自宅あるいは静養できる施設のある病院に入院して治療することが大切です。薬物治療で使われるような抗うつ剤には、古くから使われている三環系や新しいタイプのSSRIなどがあります。三環系抗うつ剤の薬価は10mgで約10円程度ですが、SSRIは10mgで20円から150円程度と幅があり、新薬のほうがやはり高いです。これに初診料で2500円から2700円ほどかかり、通常クリニックのほうが病院よりも高くなります。2回目以降は再診料として500円から700円、精神療法でおよそ3200円かかるのが一般的です。そのほか、外来管理費などが追加され、基本的に薬は14日分処方されます。そのため、外来受診料のおおまかな目安は薬の種類にもよりますが、1回の受診で実質5000円から1万5000円くらい、保険適用の3割負担で1500円から4000円となります。うつ病には従来型と新型があり、治療をすすめていくと、どちらも精神的に強いダメージを受けた経験を持っていることがしばしばあります。現場で上司にひどく叱責を受けたり、学生時代にみんなの前で手ひどい失敗をして大恥をかいたりしたなど、トラウマとなるような経験を過去にしている例は少なくありません。ただし、従来型と新型のうつ病はそうした体験をどのように処理するのかが異なり、表れ方に大きな違いがあるというのがひとつの特徴です。従来型のうつ病の人は、たとえ大きなトラウマになるような体験を抱えていたとしても、それを表に出すことのない人が多いです。自分の記憶の中で奥底に閉じ込めて抑圧し、その経験に触れないようにしています。これは、従来型が自罰的という特徴を持っていて、どんなことでも自分のせいで起こったと考えてしまう傾向があるためです。一方で新型は心に傷がのこってしまうよう経験をするとトラウマにより、突然フラッシュバックを起こして苦しみます。突然、息苦しくなったり、涙が止まらなくなったりするなど、他人が見てもわかりやすい症状として外に表れてくることがほとんどです。男性上司に怒られたりしたことがトラウマとなっている場合、同じ年代の男性が大声で話しているだけで呼吸困難を起こすこともあります。このように同じような経験をしても、両者の特性は実に対照的であるため、治療に関しても何をメインにするかが異なってくることも多いです。

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